北寿会が大切にしていること

北寿会が大切にしていること

地域と人をつなぐ
地域介護の拠点へ

私たちが目指すのは、地域に開かれた「介護の拠点」です。これまで介護施設は「家族に迷惑をかけないために利用する場所」と考えられることが多くありました。しかし今の時代、利用者様やご家族が求めているのは「その人らしく幸せに生きること」です。

その実現のために大切にしているのが、利用者様が社会の中で役割を持つことです。支えられるだけではなく、時には誰かを支える側になる。孫や地域の子どもたちを思いやること、頑張る姿を見せること、地域活動に関わること。その役割を通して「自分にはここに居場所がある」という実感が生まれます。

また、当施設は地域との結びつきを重視し、大学や企業との協働、地域住民の方々のボランティア・パート勤務の受け入れなど、多様な取り組みを展開しています。2025年にスタートした「カレッジ」では、健康や介護についての講座や講演を行い、地域の方々とともに学び合える場所をご提供しています。こうした取り組みによって、私たちが単なる介護サービス提供にとどまらず、地域のハブとして人と人を結び、共に未来を築く存在へと歩んでいきます。

その人らしい生活を
自宅で続けるために

当施設では「在宅復帰」「在宅支援」を軸に、利用者様ができる限り自宅で元気に暮らし続けられるよう生活リハビリを支援しています。食事や排せつ、着替えなど、日常の動作をできるだけ自分で行えるように支援し、残存能力を活かすことを大切にしています。小さな達成を一緒に喜び、繰り返し練習を重ねることで、自立への意欲を引き出します。それが入院や寝たきりを防ぎ、健康寿命を延ばす鍵になります。

生活に欠かせない「食」も、私たちが大切にしているテーマです。体作りや栄養補給というだけでなく、楽しみとしての「食事」を守ることが生きる活力へとつながります。また、就労やボランティアといった地域社会での役割を持つことも、日々の活力の源だと考えています。

さらに医療機関や大学、地域の団体と連携し、病気の予防や早期発見にも努めています。暮らしの継続、自己決定の尊重、そして最後までその人らしい生活を守ることが、私たちの使命です。

職員が成長し、
挑戦できる職場づくり

利用者様の生活を支えるためには、職員一人ひとりがいきいきと働ける環境が欠かせません。私たちは、専門職が職種の壁を越えて協力し合う「つながるケア」を実現するために、組織を大きく変革しました。入所・通所・訪問といった事業の枠を超え、介護・看護・リハビリ・栄養などの専門職が情報を共有し、チームで利用者様を支援できる体制を整えています。

また、職員がキャリアアップできる仕組みも重視しています。研修や外部セミナーへの参加支援、資格取得サポート、プロジェクトへの挑戦などを通じて、自ら学び成長できる環境を整えています。さらに、プロジェクトでの成果は評価につながり、キャリアや待遇面に反映。子育てや介護を担う職員が安心して働き続けられるように、柔軟な勤務体制や相互に助け合う風土も育んでいます。

私たちが描く未来は、利用者様とともに生き、利用者様が最後まで自分らしく暮らせる施設。そして職員同士が信頼し合い、挑戦と成長を続ける職場です。地域から必要とされ、ともに未来を創るパートナーとして信頼される法人であり続けたい。その思いを胸に、これからも歩みを進めてまいります。

お問い合わせ

TEL0742-51-2200(代表)
受付時間:9時~17時30分